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【2017/12/15 05:32 】 |
ふたりきりの
リクエスト企画

「あら、そのような秘密が?」
「えぇ。もし誰にも言わないと約束出来るのならば、今度我が屋敷へ招待いたしましょう。スウィートレディー?」
「絶対に言わないと約束いたしますわ。だから、ね?お願い・・・」
「いいでしょう。では・・・」

夜会の隅で小さく囁き合う二人。
一人は白いタキシード姿で、黄金の瞳を輝かせる長身の男。
そしてもう一人は、ピンク色のドレス姿で、青色の瞳を輝かせる可憐な少女。

「分かりました。必ずその日にお屋敷に行きますわ」
「あぁ。楽しみにしているよ」

可憐な少女は嬉しそうに微笑みながら一礼し、そしてコツリとヒールを響かせてその場を後にする。
人が溢れかえる夜会の中に戻り、長身の男と距離がひらくと。

「これでチェックメイトは決まりだな」

可憐な少女、否、シエル・ファントムハイヴはニヤリと笑った。



― ふたりきりの ―


シエルはいつかのドレスを身に纏い、とある夜会に来ていた。
女王の命・・・ロンドンで起こっている事件を解決するためだ。
すでに犯人の目星はついており、あとは証拠を押さえるだけであった。
その証拠を押さえるためには犯人との接触、そして屋敷へ入ることが必要不可欠であるため、シエルは少女として、夜会に参加していた犯人に接触したのだ。

まさか、またこの服を着ることになるとはな・・・。

シエルはため息をつく。
けれどもう犯人の屋敷への切符は手に入ったので、後は帰るだけだ。
女装をしたことに対しての不満はあったけれど、想像以上に簡単に問題を解決できそうなのでシエルはため息をつきつつも機嫌がいい。

さて、セバスチャンはどこに・・・?

シエルは辺りを見回す。
近くに男がいたら警戒されると言って、離れていったのだ。
僕から目を離すことはないだろうから傍にいると思うんだが・・・。
こうも人が多いとなかなか見つけ出せない。
しかし待てよ?もしちゃんと僕のことを見ているんだったら、アイツの方から僕の方に来るんじゃないか?
犯人との接触はすでに終わったのだ。
必要な切符も手に入った。
シエルが犯人の傍にいるのだったら、セバスチャンはまだ近づくことは出来ないだろうけれど、もう犯人とはかなり離れている。それにも関わらずシエルの前に現れないということは・・・。

アイツ、もしかして何かあったのか?

シエルは若干焦りながら、セバスチャンを探す。
セバスチャンの姿も、いつかの家庭教師だ。キョロキョロと辺りを見回しながら歩いて行くと、グラスが置かれているテーブルの近くに、黒髪の男が視界に入る。

あ、いたっ!!!

姿を見つけたことに安堵したシエルは、小走りでセバスチャンの元へ駆け寄るが・・・。

・・・なんだ、あの女ども。

セバスチャンの周りには派手なドレスを着た女性が数人いた。
濃い化粧をし、見た目からして強い香水の香りが漂ってくる。
どうやらセバスチャンに気がある女性たちが、セバスチャンに色目を使っているらしい。
セバスチャンは冷たい顔で微笑みながら、手に二つグラスを持っている。
きっと一つはシエルの分だろう。
ターゲットとの接触が終わり、労いの意を込めてシエルのグラスを取りに行った時に女性たちに捕まったとみえる。

そんな女どもなんか放っておけばいいだろ。

シエルは頬を膨らませる。
だがここは夜会・・・社交の場だ。
人の情報が飛び交う場所。
それは噂も然り。
もしセバスチャンがレディーに対して酷い扱いをしたら、そのことが一気に夜会中に広がり、セバスチャン、否、僕たちは注目を浴びてしまうだろう。
そうしたら、ターゲットとの接触が不安定な形になってしまう。
だからセバスチャンはシエルの邪魔をしない為にも女性をおざなりにすることが出来ないのだ。

しかし、そう分かっていても苛立ちは消せない。
セバスチャンが自分の為にしてくれているんだとしても・・・。
シエルはグルグルと渦巻く心境の中、セバスチャンを見つめていると、ふとセバスチャンの視線がこちらに飛んでくる。

「っ!!」

シエルはドキリとして、一歩後ろに下がってしまう。
けれどセバスチャンの視線はシエルを見つめたまま離さない。

周りにいる女性たちもセバスチャンの視線が自分に向いていないというのに気がついたのだろう。
セバスチャンの視線の先を辿り、女性たちの視線までシエルへと向けられる。

「・・・」

正直、それも面白くない。
セバスチャンの横にならんでいるのは自分じゃないというのが、酷く意識させられる絵だ。

お前は僕のものだろう?

頭の中で、何かが切れる音がした。


「セバスチャン」

シエルはニッコリと愛らしい笑みを浮かべて、前へと歩み進む。
コツリコツリと響く音は、おしとやかな歩き方だと伝えてくる。

「お嬢様・・・」

セバスチャンもニッコリと微笑みを浮かべて、女性達を置いて進み出る。

「どこに行ってしまったのかと思ったわ?」
「申し訳ございません」

シエルはクスリと笑い、当たり前のように手を差し出す。
そのグラスは自分の為に用意された物だと言わんばかりに。(真実、その通りなのだが)
セバスチャンも、滑らかに、そして優しくシエルへとグラスを渡す。
シエルに微笑む顔は酷く甘い。

「あら、その方々は・・・」

シエルはワザとらしくなく、セバスチャンの周りにいる女性たちに目を向ける。
女性たちは先ほどまでの色目はどこにいったのかと聞きたくなるくらい、シエルを睨んでいる。

「あぁ・・・持て余した時間を使う為に私なんぞに声を掛けてくださったのですよ」
「あら、そうだったの・・・」

シエルはセバスチャンの横に並び、女性たちに微笑む。

「セバスチャンがお世話になりました。何かご迷惑はお掛けしませんでしたか?」
「いえ、あの・・・」

シエルの言葉に、視線を泳がせる女性たち。
見るからにシエルのかもし出すオーラに押されている。

「では、私たちはこれで失礼致しますわ」
行きましょう、セバスチャン。

スカートを上げ挨拶をすると、その横でセバスチャンも頭を下げ、シエルをエスコートしながらその場を離れていく。
女性たちは何も言えず、その後ろ姿を見守るしかなかった。


****


テラスに移動したシエルとセバスチャン。
周りに人がいなくなると、先ほどまで浮かべていた愛らしい笑顔がみるみると無くなっていく。
光もあまり届かない端へとたどり着くと、その顔にはもう笑顔はなく、代わりに不機嫌な顔があった。

「馬鹿セバス・・・」

シエルはまるで地獄の底から這うような声音で、セバスチャンに言う。
二人きりになった途端にこの変化。
セバスチャンは苦笑する。

「助かりましたよ坊ちゃん。正直困っていまして・・・」
「何が困っていただ!!楽しそうに話しいたクセに」
「本当にそうお思いですか?」

セバスチャンは隣にいるシエルの顔を覗きこむように言うと、シエルは小さく、思ってない・・・と返し、セバスチャンの腕に片手で絡みつく。

「というか、本当に楽しそうに話していたら殴ってる」
「おや、狂暴なお嬢様ですね」
「うるさい・・・」


シエルは絡みついた腕に頬擦りをする。
そうしてやっと肩から力が抜けた。
自分の手の内にセバスチャンが戻って来たのだと確認出来た気がする。

遠くからセバスチャンと自分以外の奴が僕を見つめている姿を見た瞬間、セバスチャンがどこかに離れているような気がしたのだ。
それは不安と怒りを溢れさせ、そしてまるで子供みたいに駄々を捏ねたくなった。
セバスチャンは僕のものだと・・・。
だからシエルは女性の手からセバスチャンを奪い返すべく、愛らしく微笑んだのだ。
今から思えば、ターゲットとの接触の時よりも必死だったな・・・。
そんなことを考えていると、セバスチャンも丁度仕事の話しをする。

「ターゲットとの接触は上手くいったようですね」

クスリと笑いながらセバスチャンはシエルからグラスを取り、テラスの手摺の上に二つ並べて置く。
グラスが無くなったので、シエルは甘えるようにそのまま両手で絡みつく。

「あぁ。簡単に済んだ。すぐに終わった」

シエルは唇を尖らせる。

「・・・あぁもう坊ちゃん、そんなに不貞腐れないでください」

困ったように、けれどどこか嬉しそうに笑いながらセバスチャンは言う。

シエルがここまで素直になるのも珍しい。
どんなに嫉妬をしても、あくまで冷静に苛立ちを隠すのに・・・。
しかしこれにはワケがあった。

お酒・・・ですよねぇ。

セバスチャンは内心苦笑する。

そう。
実はグラスの中身はアルコールの強いお酒だった。
元々玩具・製菓メーカー『ファントム社』の社長ゆえに、付き合いとしてお酒を口にすることは多いシエルは、あまり酔うことはない。
しかしそれは、子供相手だから・・・と、あまりアルコールの強くないお酒を用意されているからだ。
夜会のお酒はそうはいかない。
だが、別にシエルは完全に酔っているわけではない。ほろ酔い程度だろう。
その程度だからこそ、ここまで素直に甘えてくれる。

シエル自身は、酔っているから素直なのだという意識は全く、己の意思のままに行動している。
だからほろ酔いが冷めても、特にショックを受けたりすることはないだろう。
どうしてあんなに素直になれたのだろう・・・と疑問に持つことはあるかもしれないが・・・。


「私も坊ちゃんの元に行こうと努力していたのですよ?」

セバスチャンは空いている方の手で、シエルの頬を優しく撫でる。
シエルは嬉しそうに、そして気持ちよさそうに目を細めながら言葉を返す。

「それでもお前は来れなかっただろ?」
「うっ・・・申し訳ありません・・・」
「・・・まぁ、仕方ないと思うがな」

呟くように小さな声で言う。
セバスチャンはシエルが、自分がどうして女性をおざなりに出来なかったのかの理由を察してくれていることにホッと息を吐く。
そして、そう解かっていても嫉妬してしまうシエルが可愛くて仕方が無かった。

「でも、セバスチャン・・・」
「どうしました?」

急に不安そうになるシエルの声。
セバスチャンは頬を撫でる手を止める。

「あの・・・だな・・・」

何か言いづらい話しなのだろうか。
シエルは珍しく歯切れ悪い。
それでもセバスチャンは先を急がせることなく、静かに待つ。
するとシエルはボソリと言う。

「やっぱり、女性の方がいいのか・・・?」
「!!」

シエルの言葉にセバスチャンは目を見開く。
まさかそんなことを心配していただなんて。
不安になることなんて、どこにもないというのに・・・。
セバスチャンは頬を撫でる手を再び動かし、シエルの顔を自分の方に向けさせる。

「女性も男性も関係ありませんよ」
私は貴方がいいのです。

不安の色が浮かんでいる顔に、セバスチャンはそのまま唇を寄せる。
わざとらしく音を立てながら唇を離し、ニッコリと微笑めば、みるみるうちにシエルの頬が赤くなる。

「き、きさま・・・ここをどこだと思ってるんだっ・・・」
「大丈夫ですよ。周りに誰もいませんし、暗いのでバレることもありません」
「そういうワケじゃなくて!」

シエルは赤い顔をしながら、パッとセバスチャンから離れてしまう。
そして何かを隠すように両手を後ろに回し、視線を逸らす。
その仕草はまるで誘っているように見えて、セバスチャンは無意識に手を伸ばしてしまう。
けれどシエルは一歩下がり、その手から逃れる。

「坊ちゃん?」
「だ、だって・・・」

もっと、欲しくなっちゃうから・・・。

恥ずかしそうに言うシエル。
セバスチャンはビシリと固まってしまう。
今、坊ちゃんは何と仰いました・・・?

「あの、坊ちゃん?」
「帰る」
「はい?」

恥ずかしそうにしていたかと思ったら、ジロリと睨みつけてくる。
そして隠していた両手を伸ばし、抱き上げろ、と命令をする。

「え、触っても宜しいのですか?」
「お前が意識的に触らなければ平気なんだ!」
「はぁ・・・。それで帰るとは?」
「言葉通りの意味だ。仕事はもう終わった。だから帰る」
「それがどうして抱き上げろに繋がるんですか?」

言いつつも、セバスチャンはシエルを抱き上げる。
抱き上げられたシエルは不機嫌そうな表情のまま、セバスチャンの首に巻き付く。

「もう仕事は終わったんだ。噂がどれだけ流れたって構わないだろう」
お前が誰のものか、しっかりと女どもに見せ付けて帰ってやる。

そんなシエルが愛しく、セバスチャンは抱き上げたシエルに再び唇を寄せると

「だから、ここでは触れるな!」

思いっきり殴られた。


****



シエルの思案どおりセバスチャンが誰のものかを見せ付けた後馬車に乗り、ロンドンのタウンハウスへと帰っていった。
使用人四人は屋敷の方の留守を頼んだので、タウンハウスは静かなものだ。
セバスチャンは馬車を降りる時も抱き上げ、屋敷の寝室へとまっすぐ歩いて行った。

「お疲れ様でした、お嬢様?」
「殺すぞお前」

ベッドへ降ろし、クスリと笑いながらシエルの帽子を取る。

「少々お酒も入っておりますので、今夜は湯に浸からず、暖かいタオルで身体を拭きますね」
「・・・なんでそんなに普通なんだ?」
「はい?」
「ん・・・」

シエルはセバスチャンの首を掴み、唇を合わせる。
誘うように唇に舌を這わせ、決して内には進入しない。
セバスチャンが焦れて、口を開いたところでシエルは唇を離す。

「もうここでは触れていいんだぞ?」
「おや、触れて欲しいんですか?」
「っ!・・・貴様、それが狙いか・・・それとも殴ったことに怒ったのか?」
「・・・あれは痛かったですね」
「はっ、貧弱な悪魔だな」


口に弧を描きながら自分の方に引っ張り、セバスチャンをベッドに仰向けにさせる。
服がドレスなので、上手く動けないのに楽々と引っ張ることが出来たのは、きっとセバスチャンが意として動いてくれたのだろう。
シエルは仰向けになったセバスチャンの上に自分から跨り、セバスチャンのボタンを外していく。

「今日は本当に積極的ですね」
「だって・・・」

ボタンを半分まで外すと頬を膨らまし、ドレスが皴になるのも考えずゴロリとセバスチャンの横に転がる。
そしてそっとセバスチャンの頬に手を伸ばし、優しく撫でる。

「心配だから・・・」
「何が?」

静かに答えるセバスチャン。
撫でる手に自分の手を重ねる。

「どこかに行きそうで」
「私はここにいますよ」
「それでも、お前はきっと僕が目を離すとどこかに行ってしまう」
「・・・契約は?」
「それだけでお前を縛れるとは思っていない」
「馬鹿ですねぇ」

セバスチャンは口で手袋を脱ぎ捨て、シエルの前髪をかきあげる。
帽子を取ったシエルは眼帯をしていないので、契約印が刻まれた瞳が露わになる。

「たとえこんなモノが無くても、私は貴方の傍から離れませんよ」
「・・・」
「たとえ貴方が私を要らないと言っても、私は貴方の傍から離れない」
「要らないなんて言わない・・・」
「そうしてくださると嬉しいです」
「セバス、チャン・・・」

髪をかきあげたまま、ゆっくりと顔を近づけ唇を塞がれる。
先ほどシエルが舌を辿らせたので、その唇は少し濡れていた。
なんだがこの唇に自分の舌を這わせたのだと、妙に意識させられて今更ながらに恥ずかしくなってくる。
何度も優しく啄ばまれ、同じように舌でなぞられ、シエルは耐え切れずに息を零す。

「んっ・・・う・・・んん・・・」

口腔に舌が入り込み、かき回される。
舌を絡め捕られ、強く吸われると背筋がぞくぞくと震えた。

「シエル・・・」
「ふぁ・・・はぁ・・・な、に?」
「たとえ貴方が私から目を離しても、どこかに行くことはありません。でも出来れば」
私から目を離さないで・・・。

するりとドレスの先からセバスチャンの手が入り込む。

「んっ!!はな、さない・・・!!」

シエルはビクリとしながらも、懸命に頷く。
その手は器用にコルセットまでも解き、スルスルと足の先から剥ぎ取っていく。
身体のあちこちに手が這い、シエルはゾクゾクした感覚から逃れたくてセバスチャンの首にしがみつく。

「セバス、チャンんん・・・」
「そんな甘えた声を聞いたら、余計に止まりませんよ?」
「とめるな・・・」

お前は僕の傍にいると、証明しろ。

「シエル・・・!」
「んん・・・ふぅ・・・」

ギュっと抱きしめられたかと思うと、セバスチャンはシエルの上に覆いかぶさり荒々しく唇を塞ぐ。
シエルはそれに必死に答えながら、互いに舌を絡めあう。


「・・・・あっ」

身体を這っていた手が胸の尖りに触れ、高い声が上がった。
優しく、そして時に痛いくらいに摘むそれは、シエルの思考を甘く白く溶かしていく。
腰の奥はすでに重く、次へ次へと求めてしまっている。

「あ、ん・・・ぅん・・・」
「もっと欲しいのですか?」
「っ!・・・んン・・・やぁ・・・」

片方の手で尖りをいじり、もう片方の手ですでに蜜を零し始めたモノに触れる。
ちゅくちゅくと水音が室内に響き、耳までも犯される。
たまにセバスチャンは首筋に口付け、強く吸い、跡を残す。
いつもならば注意するのだが、今日はされるがままになるシエル。

「ふぁ・・・はやく・・・セバ・・・」
「一度イってからですよ」
「やっ!・・・ダメっ!・・・まってぇ・・・っ!」

シエルをイかす為に、ソレを扱く手が早くなる。
いやいやと首を振ると、セバスチャンが困ったような顔をしてその手を止める。

「どうしたのですか?」
「はぁ・・だって、ヤダ・・・」
「ん?」
「独りじゃ、ヤダ・・・最初から・・・セバスと一緒が・・・」
「・・・もうそれ以上煽らないでくださいっ・・・!」

先走りで濡れた手で窄まりに触れればヒクリとそこは反応し、セバスチャンはいつもより早く奥へと進めていく。

「いっ・・・うぁ・・・あ」

少し強引にもう一本指を増やし、くちゅくちゅと中をかき回す。
だんだん柔らかく解けたソコは、セバスチャンの指をもっともっとと欲しがるように蠢き始める。

「シエル、少し早いですがいいですか?」
「ふぅ・・・ん、ほし・・・い」

真っ赤な顔をしながら言うシエルに、セバスチャンのモノもズクンと、より熱を持つ。
欲しいのはシエルだけではない。
ずっと欲しかったのはセバスチャンだって同じなのだ。
そして、嫉妬していたのだって・・・シエルだけではない。

「ぁ・・あ・・・ン・・・セバス、チャン」

ゆっくりとシエルの中へと押し進めていく。
甘く酔いしれる感触に息を吐くと、逆に回されている腕に力が入ったのを感じた。
顔色を伺いながら腰を動かす。
最初はゆっくりと、そしてだんだん早く。そして激しく。

「あ・・あぁ!うっ、んん!は・・・あっ」
「シエル・・・今、誰のが入っていますか?」

ちゅっと意識を引き上げるように瞼に口付けると、震える瞼が持ち上がりシエルの瞳にセバスチャンが映りこむ。

「せ、せばす・・ぁっ・・・ちゃんっ!!」
「そう・・・わたしっですよ!」
「おまえ・・・は、ぼく・・んンの、ものだっ」
「えぇ・・・そしてあなたも、わたしのものですっ!」

お互い見つめあったまま口付け合う。
トロンと溶けつつも、しっかりとその瞳には光を宿しセバスチャンを捕らえる。
それにまた煽られ、ぐじゅぐじゅと音を立てながらシエルを追い立てる。

「ふぁ、や・・・も、だめっ、いっちゃう・・・っ」
「いいですよ、私もそろそろ限界っです」
一緒にイきましょう・・・。

耳元で囁くと、シエルの最奥を強く突き上げる。
シエルは悲鳴のような声を上げ、絶頂へと導かれる。

「ぁ、あっ!んんん~~~~~!!!」
「っ・・・」

シエルの熱が弾けるのと同時に、セバスチャンの熱もシエルの奥で弾ける。
はぁ、はぁと息を乱していたシエルだが、自分の奥にセバスチャンの熱を感じると、嬉しそうにクスリと笑う。

「どうしました?」
「いや、なんでもない」
「なんですか」
「だから、なんでもないって」

怪訝な顔をしながら聞いてくるが、シエルはクスクスと笑い続ける。
そんなシエルを見ていたらセバスチャンも何だか嬉しくなって、一緒に笑い出す。

「シエル」
「ん?」
「いえ、なんでもないです」
「・・・マネするな」
「そんな気分だったんです」
「・・・僕もそんな気分だったんだ」

コツンとお互いの額を合わせて微笑み合う。

お前は僕のもの。
貴方は私のもの。

「セバスチャン・・・」
「シエル・・・」


互いに互いを独占して、二人だけの世界。




ふたりきりの、甘やかな世界。



END


******

10000HIT御礼、リクエスト企画!
るなぽん様からリクエストを頂きました~^^
るなぽん様、ありがとうございます!!
『坊ちゃんが嫉妬して自分からセバスに甘える的なお話』というなんとも素敵なリクエストでしたが、
砂を吐く程甘ったるいセバシエになりましたでしょうか・・・?
積極的な坊ちゃんに、私がムフーな状態になってベッドINさせてしまいました(←変態)
萌える素敵なリクエストを、本当にありがとうございました!
これからも、是非いつでも遊びに来てください(^▼^)/



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【2011/03/24 16:23 】 | Text | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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