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【2017/12/15 05:32 】 |
Sweet Devil(裏)
バレンタインネタ期間限定




*R指定文章です!18歳未満様、苦手な方様は逃げてください!!







甘い、甘い。


ふわりと香る。
くらりと匂う。

甘くて、甘くて。

「ほら坊ちゃん」

セバスチャンは耳元で囁きながら、チョコレートが入ったお皿をシエルの傍らに置き指を浸しやすくする。
それは早く、と催促するものでしかなくて。決して心優しい気づかいではないだろう。

「っ…」

催促されたシエルは頬を赤く染めたまま、震える手でチョコレートに指を浸す。
けれどもうそれは一本の指ではなく、三本四本まとめてだ。
そうでなければ、もう足りない。

ポタ、ポタリ。
茶色のチョコレートはベッドの白いシーツを汚していくが気になどしない。
たとえチョコレートが汚さずとも最後には汚れてしまう末路だ。
今ではもっとこの白を茶で汚したいと思う己はどこまでも欲望に忠実なのだろう。

ツー…。
ようやく白いシーツではなく、彼の白い肌にチョコレートが到着する。
ゆっくりとした動作はきっと緊張と恥ずかしさからだと思うが、こちらとしてはただ焦らされているものにしか感じない。
ならば“コレ”から解放してやればいいのだが、許してやる気はサラサラないのだから己も質が悪いだろう。

「首筋、ですか」

先ほどの痕がついたところにチョコレートが塗られる。
(無駄な足掻きですね)
クスクスと笑いながら、シエルの動作を真似て、ゆっくりとそれを舐めあげる。

「ふッ…」

ピクリと反応する身体。
舐めあげながら無粋な服を素早く脱がし、上半身を晒した状態へ。
若干困惑するように手を重ねられたが、それを止めるようなことはしなかった。

「今度はどこに塗ります?」

首筋に塗られたチョコレートを綺麗に舐め取り、セバスチャンはシエルに尋ねる。

「セバス、チャ」
「お好きなところに塗ってください」
「う…」

もう嫌だ、とでも言いたそうな口。
けれどそれは絶対に嘘だ。
こんなにも彼の身体は期待に戦慄いている。

「お前が、塗ればいいだろう」
「坊ちゃんからのバレンタインチョコなのですから、坊ちゃんの手で」

ほら。
そっとシエルの手首を掴み、チョコレートへ。
そうすればまたゆっくりとした動作で自分からチョコレートを己の身体の方へ持っていく。
ほら、やっぱり嫌ではないのだ。

今度は鎖骨。
ここがいい、そんな風に塗りつける。
多めに塗られたそれは重力にそって流れ落ちそうになってしまうが。

「・・・・」

それをじっくりと観察する。

「お、い、セバスチャン」

トロリと鎖骨から胸まで流れ落ちるそれ。
シエルはあわててそれを手で止めようとするが、止める前にセバスチャンはシエルの手首を掴んでそれを阻止する。
そして顔を近づけて、舌を伸ばした。

「ぁ、う…」

舌先で触れるチョコレートで汚れた胸。
しかし胸についている蕾にはまだ触れない。
だってチョコレートがついていないから。

「ン、やっ」

ツツツ…と胸から鎖骨へと舐め上げれば、小さな声が口から洩れた。
まだ快楽というよりも快楽へ導かれる悩ましさ。
理性が失われることを反射的に嫌がってしまう。
だからこそ、

「今度はどこがいいですか?」

それを壊したくなる。

「どこを舐めてほしい?」

乱したくなる。

セバスチャンはもう一度だけ胸元を舐めてシエルを誘う。
はっ…と熱い息を吐いて、シエルは浅く唇を噛んだ。
その瞳は「分かっているくせに」と睨んでいて、その可愛さに自然と口角が吊り上ってしまう。

「坊ちゃんの好きなところを塗ってください」
「・・・・」
「どこがいいか、教えて」
「…こ、こ」

震える手と震える声が甘く強請る。
チョコレートを塗った手が鎖骨よりも下、しかし胸の蕾よりも上を触れた。
(狡いですね)
チョコレートがその蕾まで流れていくことを予想して、その場に塗ったのだろう。

「ここ?」
「…!!」

こんな状況でも素直にならない彼に意地悪したくなるの仕方がないこと。
今度は流れ落ちてしまう前にそれを素早く舐め取ってしまう。

「ちがっ」
「では、どこですか」

伸びた髪を揺らしながら首を振るシエルにセバスチャンは微笑みかけた。
青年の姿になってから色気を増した彼が、涙目で子供のように首を振っているなんて。
それだけではなく…――――

「~~~~~っ」

泣きそうに唇を噛みしめ、シエルは蕾にチョコレートを素早く塗る。
その顔は真っ赤で、プライドなんてボロボロだろう。
あのシエル・ファントムハイヴが、だ。

「いい子ですね」

ぞくぞくする。
たまらない。

「あッ…はぁ…!」

チョコレートに汚された蕾を咬みつくように舐めれば、シエルは悦びの声を上げて胸を逸らした。

「や、あッ」

ちゅぅ、と音を立てて吸い、甘噛みする。
抱きしめるように掴まれた髪の毛が妙に心地いい。
しかし、

「セバス、チャン」

甘えるように小さく呼ばれた名前に、我慢の限界が訪れた。

「え、何だ?…ぇ、待て、やッ…やぁぁっ…!!」


己の欲望のまま荒々しく残った下肢の衣服を剥ぎ取り、今度はそこに頭を埋める。
頭をもたげ始めたソレはそのままに、その奥へ舌をねじ込み唾液を流し込めば、悲鳴に近い嬌声が室内を響かせた。
クチュリ、と音を立たせて舐める度にシエルの身体はビクンビクンと跳ね上がり、逃げるように腰が引けてくる。
しかしそれを離さないと腰に腕を回し引き寄せ、ソコを刺激し続ける。
早く、早く己を受け入れられるように。

「やッ、ぁ、あっ…!チョコ、ぁ、塗って、なッ」
「あぁ、そうでしたね。すみません」
「ちがっ、そういう意味じゃ、あ!ダメ、そこやめぇっ」

舌を抜き、一気に指を2本入れて彼の弱い所を強く押せば髪を振り乱して身悶えた。
ここがいいのですか?と息を吹き込むように囁けば、悩ましげに眉を寄せながら違う、と否定する。
本当に嘘ばかりだと笑いつつも、きっと自分も彼のように眉を寄せた表情をしているのだろう。
余裕など、とうに消え去っているのだから。

「坊ちゃん、もう…」

いつもならばもう少し時間を掛けるが、もう無理だ。
全ては言わないで問い掛ければ、口端から零れ落ちた唾液を震えた手で拭いながらシエルは気丈に微笑み、

「寄越、せ」
甘いもの。

両腕を広げた。

「っ・・・・」
「ぁ、ぁああッ…んン!」

導かれるまま両腕をシエルに回し、そして猛った己を一息に突き立てる。
相手を気遣うこともなく、唇を奪いながら激しく攻め立てて。
けれどシエルもそんな自分の背に腕を回して、強く抱きしめ返してくれている。

「ん、んン、は、ぁ!…ンんんっ」

少しの呼吸の間を作れば、漏れ出す声。
立派なベッドが軋む音。
お互いの身体がぶつかり合う音。
いやらしく濡れた音。

ふと背中に回っていた腕が片方だけ離れ、チョコレートへと手を伸ばす。
どうしたのかと唇を離し、それを見守っていれば。

ペタリ。

頬にチョコレートが塗られた。

「ぼ、っちゃん?」
「ぅ、は、ぁっ…せばす、ちゃんッ」

切ない声音で呼ばれる名前。
背中から首へ腕が移動し、そのまま引き寄せられてそれを舐め上げる。

せばすちゃん、せばすちゃん、せばすちゃん。

うわ言のように呟きながら、チョコレートが無くなってもシエルは頬に舌を這わせ、時折優しく口付ける。

(あぁ、もう…本当に)
胸が苦しい。
心が苦しい。
全て張り裂けてしまいそうだ。

「坊ちゃん…」

彼のことが、
愛しすぎて――――

「愛しています」
「ンっ」

顔を動かして自分の舌と絡み合わせてそれを掬い取る。
チョコレートの味がする口付けの筈なのに、そんなものどこにもないかのようにシエルの味しかしない。

「ん、ンん、~~~~っ」
「ッ・・・・」

舌を絡み合わせたまま頂点へと昇り詰める。
チョコレートとは違うドロリとした白い感触がお腹に、そして彼の内に広がった。

「は、はぁ…は、ぁ…」
「シエル…」

口付けを解き、息を乱したまま見つめ合う。
その瞳にはお互いの姿しか映っていなくて、まるでこの世界に二人きりになったような錯覚に陥る幸せな時間。

「素敵なバレンタインを、ありがとうございます」
「ん…」

微笑んで言うとシエルは照れたように少し仏頂面になる。
ここで微笑まないのが彼らしく、そして可愛らしい。
愛しくて、愛しくて、たまらない。

愛している、の一言じゃ尽きないくらい
彼のことを愛している。

だから、

「もっと、食べても宜しいですか?」
「…好きにしろ」


今はお互いの熱を感じ合うことで愛を伝え合おう。






(end)





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【2012/02/12 12:29 】 | Text | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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